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| 006ハイオク |
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| ハイオクとは、自動車の燃料となるガソリンの種類のことで レギュラーよりも添加物が含まれている割合が多く、 よりハイパワーな燃料を必要とする エンジンを積んだ自動車に使われる。 具体的には、日本工業規格(JIS)でオクタン価が96以上のガソリンという規格が定められているが、実際に市販されているハイオクガソリンの多くは98 - 100のものとなっている。一部の元売り会社でハイオクガソリンの商品名に100という数字が付加されていたことがあったが、これはオクタン価100をアピールしたものであった ガソリンエンジン搭載の国産自動車は全て有鉛ガソリン(有鉛レギュラー及び有鉛ハイオク)仕様車であった。しかし公害問題によりガソリンの無鉛化対策が行われ、1972年3月までに有鉛仕様の自動車は製造されなくなった。 だが有鉛仕様の自動車の使用まで禁止された訳ではないので、それらが使用されている以上は、当然ながらガソリンスタンドでは有鉛ガソリン(レギュラー無鉛化後の1975年以降は有鉛ハイオクのみ)の販売を継続しなければならなかった。しかし徐々に有鉛仕様車の数は少なくなっていき、ガソリンスタンドでの販売量も減少していった。 そこで1983年に、出光興産と日本石油(現:ENEOS)が無鉛ハイオクを発売し、他社もそれに追随した(なおごく少数が使用されている有鉛ハイオク仕様の自動車に対しては「レッド・サブスティテュート(lead-substitute):鉛の代用品」と呼ばれる添加剤を指定された割合で投入する事で対処する)。 (注)lead(鉛)の発音記号は[led]。 無鉛ハイオクは、量販されるレギュラーガソリンと差別化を図れるため、ガソリンの販売各社(ガソリンスタンド)としても高い価格で販売でき、大きな利幅を得ることができる。このため、各社ともハイオクガソリンの商品開発・販売促進に熱心であった。ハイオクと称して販売されているガソリンは、オクタン価向上剤の添加でアンチノッキング性を高めるだけでなく、強化された清浄剤などの添加により付加価値を高め、「プレミアムガソリン」と銘打って販売された。一時期は高性能をイメージさせる映像表現や、「クリーン」「環境にやさしい」などと銘打った、ハイオクガソリンのコマーシャルが盛んに行われていた。 一方で自動車会社は、こうした石油元売り会社の動向に対して、冷淡であった。実際のところはレギュラーガソリンを前提にした自動車に、ただハイオクガソリンを給油しただけで自動車の性能が向上する訳ではなく(後述)、石油元売り会社が宣伝するような効果は無かったからである。 しかし1980年代は、自動車メーカーも石油危機や排ガス規制といった逆風から立ち直り、ハイパワー競争に明け暮れた時期でもあった。そこで出力を高める手段として、 エンジンのハイオク仕様化が行われた。そのため高性能のスポーツカーや高級車の多くが、ハイオク仕様となった。 ハイオク仕様車の登場によって、消費者の間でも指定の車種でなければハイオクガソリンを給油する意味が薄い事が知れ渡る事となった。逆にハイオク仕様車には当然ながらハイオクを給油しなければならないため、現在では石油元売り会社による派手なハイオクガソリンの宣伝活動は控えられている。 |
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