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| 002ブレーキキャリバー |
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| ブレーキキャリバーとは、ブレーキパッドが中に 入っているもので、ブレーキローターを踏み込むことによって 止めるようにする、いわゆるブレーキの本体のことを指す。 現在使用されているブレーキキャリパーは、大きく分けて機械式と油圧式に分類される。 機械式ブレーキキャリパー機械式ブレーキキャリパーは、ワイヤー駆動によってブレーキパッドを押し付けるタイプのキャリパーである。構造が単純なため初期のディスクブレーキに多く採用されたが、倍力装置を装備することができず、ブレーキピストンの大型化や対向ピストン化が困難であったことから、現在では競技用自転車のディスクブレーキ機構に見られるのみになっている。 また、油圧式ディスクブレーキ車の中には、リアキャリパーに機械式パーキングブレーキ機構を備えた物もあったが、自己倍力作用が無く拘束力がドラムブレーキに比べて弱く、リアキャリパーの対向ピストン化が進んだことから、ハブ内部に小型のドラムブレーキ機構を内蔵したインナードラム式に現在では完全に取って代わられている。[1] 油圧式ブレーキキャリパー油圧式ブレーキキャリパーは、ブレーキフルードによる油圧によりブレーキパッドを押し付けるタイプのキャリパーである。倍力装置を装備することで、容易に制動力の強化が図れることや、対向ピストンなどの形式に発展させることも容易なため、現在ではほぼ全ての自動車やバイクにこの形式が採用されている。 フローティングキャリパー 2ピストン式のフローティングキャリーの一例ブレーキキャリパー内にブレーキピストンを一つだけ持つ物で、片押し式や浮動式、スライド式とも呼ばれる。この形式はキャリパーベースとキャリパー本体の2つの部品で構成される。スライドピンを持つキャリパーベースがサスペンションに固定され、キャリパー本体はスライドピン上でブレーキディスクに対して平行移動するようになっており、これにより一つのピストンで両側からブレーキパッドを押さえつけることが可能となる。 しかしフローティングキャリパーは対向ピストン式に比べてキャリパー自体の剛性に劣り[2]、ブレーキパッドの組み付け精度が悪い場合やスライドピンの潤滑不良[3]が発生すると両側のパッドに掛かる圧力が不均一となり、本来の制動力が発揮できなくなってしまうことから、スポーツカーや高級車などでは次第に対向ピストンキャリパーに取って変わられた。 対向ピストンキャリパーに比べて安価に製造できるため、軽自動車やファミリーカーでは現在でも広く採用されている。また、スライドピンの整備状態が良好であれば対向ピストンキャリパーと同様の大きさのブレーキパッドと併用することで、日常使用に支障がない制動力は十分発揮できるため、上位グレードに対向ピストンキャリパーをもつ車種でも廉価なグレードでは2ピストン式に強化されたフローティングキャリパーが採用されることが多い。[4] 対向ピストンキャリパーキャリパー内部にブレーキピストンを2つ以上持つ物で、ピストンがキャリパーの左右両側に対向して配置されているタイプのキャリパーを指す。 キャリパー本体は一つの部品で構成され、サスペンションに固定されたまま動くことはない。そのため、キャリパー自体の剛性が高く過酷な使用でも安定したブレーキングが可能となり、高級車やスポーツカーなどで採用されることが多い。 当初は左右に一つずつピストンを持つ2ピストン式(2ポット式)が登場したが、車両の動力性能向上に伴いブレーキパッドが大型化していくに従い、2ピストンではパッドへの面圧が不均一となることから、市販車でも4ピストンや6ピストン、大型と小型のピストンを併せ持つ異径ピストン式が登場してきた。現在ではレース車両などでは12ピストン式の物も使用されている。 なお、一般的な対向ピストンキャリパーは製造段階で二つの部品をモナカのように貼り合わせて作る2ピース構造のため、モータースポーツなどの極めて過酷な環境下ではフローティングキャリパー同様にキャリパーを貼り合わせる結合ボルト部分からハの字状に開いてしまう可能性がある。そのため、後述のモノブロックキャリパーが登場することになった。 モノブロックキャリパー対向ピストンキャリパーのバリエーションの一つで、キャリパー本体が一つの鋼材から削り出され、合わせ面を一切持たない1ピース構造となっている物。高価だが非常に剛性が高く、モータースポーツで使用されることが多い。 国産市販車両ではレクサス・LSやヤマハ・YZF1000Rサンダーエースで初めて採用された |
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